常々、子供に言っていることがある。それは、「特に提出物に関しては、字はきれいに書きなさい」 自らの経験でもあるが、人間は特に字を見て判断する場合が多い。きれいな字で書かれていれば、先入観を形成する。「ああ、この子は性格がキチンとしている」などと・・・ メモの字と提出物の字は違っていてもいい。メモや板書を写す時は自分がわかる程度の字で「速く書く」ことが肝心。でも、「提出物」は違う。一画一画を丁寧に書かないとだめだ。
このポイントがわかっている子は社会や国語などは、『漢字テスト』だな、とわかるはずだ。「新潟」「八郎潟」「札幌」「促成栽培」「濃尾平野」、「元寇」「遣唐使」「阿倍仲麻呂」、「衆議院」「議員」などなど。地理・歴史・公民に限らず、漢字が頻繁に出てくる。意味を考えて書いてくれればいいのだが、「潟」などは丁寧に教科書の字をみることから始まる。そういった意味では、最初にキチンと「観察する」ことが大切で、そのあと「繰り返して書いてみる」ことが大切。本を見て、ただ「ハハン♪」ではダメなのだ。少なくとも20回以上は繰り返して繰り返して書いてみることだ。
他にも間違いやすい漢字はたくさんある。ただ、やはり「丁寧に一画一画がわかるように、撥ねるところは撥ねる、止めるところは止める、払うところは払う」という癖をつけておかないと、急には改善できない。
字を奇麗に書こうとおもうきっかけはなんだろう。やはり、「きれいな字を見る」ということが一番効果的なんだと思う。親が綺麗な字をかけないのなら、中国の名筆家の?遂良(ちょすいりょう)だとか、顔真卿(がんしんけい)の字がいいだろう。インターネットで見れるから、それを印刷して、その字をなぞって書くのもいいかもしれない。
?遂良の書
<参考サイト>